個性を考える

  • 2011.08.30 Tuesday
  • 09:25
先日がまぐちオンがまぐちをお買い上げいただいたお客様から、
柄のとりかたにこだわりがあるとお褒めの言葉をいただきました。
大きいがまぐちと小さいがまぐちを共布にする場合
それぞれに配置する柄行に気を使います。
共布なので見た目は自然に見えるだけに、
細かいところに気づいていただけることがうれしい。
そんなお声をかけていただき思ったことが、
作り手のこだわりを発見することは
手づくり市の醍醐味の一つなのかも。ということ。

布物やアクセサリー、手描きTシャツなどなど
同じテーマを扱っていても、作り手の個性が濃密に表現されている。
同じものはひとつとないと思います。

話は変わって、以前盲導犬の集まりに参加したときの話。
ゴールデンリトリバーをこんな数で見ることはそうそうない。
その数に驚いていたところ、ふと「個性」に気づいた。
ゴールデンリトリバーは短毛で色は名前の通り金色で、
顔はとっても愛らしい。でもよく見ると、1匹1匹なんか違う。
1匹は目が離れ気味だったり、また1匹は面長だったり、
また落ち着いてふせして寝ているものや、
あちらこちらときょろきょろしているもの
見た目も性格もそれぞれが違い、その違いに驚きました。
当たり前といえば当たり前なんですが、
でもいかに自分がある枠組みにはまっているか、
それに気づかされたときでもありました。

よく子どもが野菜を食べていると
「子どもなのに偉い」という人がいるけれど
子どもだって味覚があって、その味覚もそれぞれ。
だから「子どもイコール野菜嫌い」という構図は
間違っていると思う。

先日の政党内の選挙結果で、街の人のインタビューに
「誰がやっても同じ」という声が数多く取り上げられていた。
国の顔がころころ変わるのが原因とはいえ、
この「誰がやっても同じ」というセリフ自体にもううんざりと思う。
もういい加減、背中を向けずに、国民先導で前向きになり
「奇跡」は求めず、「期待」をするのではなく、
「期待をするという行為」をしてもいい時期なんじゃないかと、
「個性」を考えていたときにふと思いました。

クサムラノナカのおさいふその4

  • 2010.11.20 Saturday
  • 15:54
クサムラノナカのおさいふはスマートさも売り物です。
布で作ると、縫込みなどで厚ぼったくなりがちですが
そこはかつて和裁で培った技術ですっきりさせています。
きものはとても繊細な技術で縫われています。
袖口一つとっても、経験を積まないと縫い上げることが出来ません。
袖口はほんの少し見えているだけですが、そんな見えないところほど
丁寧に仕上げないと表に響きます。
よく師匠に「見えないとこほど丁寧に」と口すっぱく言われていました。

クサムラノナカのおさいふ その3

  • 2010.11.19 Friday
  • 15:53
クサムラノナカはかつて、ここ京都で和裁の技術を学んでいました。
きものは主に絹糸で織られた生地で出来上がっていますが、
絹と一言で言っても、糸の撚り方や織り方で様々な表情を持ち、
そしてその生地を縫うために持つ手や縫い方が微妙に変わります。
ミシンとは違い、指先が敏感に働き、生地の織り目を手のひらに感じ、
手、目、脳、そして気持ちが直結して、縫い上げていきます。
そういった経験が、クサムラノナカの作品には生かされています。

クサムラノナカのおさいふ その2

  • 2010.11.19 Friday
  • 15:48
市販されているおさいふは、革製品中心ですが、
クサムラノナカは布で作っています。
布の持つ温もりが手触りよく、優しさがあります。
布のおさいふはぺしゃんこのイメージがありますが、
クサムラノナカのおさいふは布のイメージを保ちながら、
しっかり、かっちりしています。
その秘密は芯を貼っているからです。

カード入れ、コインケース、札入れなど、それぞれの部分に芯を貼り、
場所によって芯の厚みを変え、型崩れがしにくい、
見栄えのよいおさいふが出来上がります。

クサムラノナカのおさいふ その1

  • 2010.11.17 Wednesday
  • 15:47
クサムラノナカの作品の中でメインとしているのは「おさいふ」。
「ふだんの生活に溶け込めるもので、
それを持つことでちょっぴり幸せな気分になるものが作りたい」という気持ちから
おさいふが生まれました。
おさいふが持っている小宇宙が作る私にとって
「ワクワク、ドキドキ」するものなのです。
両手にのるくらいの大きさにカード入れあり、コインケースあり、様々な収納がある。
パーツが多いほど、配色で遊べて一層「ワクワク、ドキドキ」感が増す。
その「ワクワク、ドキドキ」が形になって私の手から離れて、別の誰かの手に渡り
そしてその人に「ワクワク、ドキドキ」が連鎖する。
そんな風に「ワクワク、ドキドキ」を伝えていけたらと思います。

おとなのふでばこ

  • 2010.03.06 Saturday
  • 09:42
大人になって持てるふでばこって案外少ない。
一応、大人用に作られている、
素っ気ないデザインのふでばこは目にする。
パンパンに膨らんだふでばこを必要とするのは学生までで、
社会人には最小本数だけ入る、
かばんの中でかさばらないものがいい。
そしていかにも文具品を入れているというデザインより、
着ている服に合うような自分好みのもので
そして小学校の校門前にあった文房具屋さんで
色とりどりの消しゴムなど、子供心をくすぐる品々に
目を輝かせていたあの時、
新学年になると新しく買ってもらえたふでばこに
同士のような感情を持ったあの時、
そんなことを思い出せるようなふでばこが欲しい。

そんな思いを詰めて、数点作ってみました。
カラフルな帆布を使ったポップなものや
麻を主とした大人の女性を漂わせるシックなものなど。
持つ人の気持ちに添えられるような
暖かいぬくもりのある布のふでばこです。

8日月曜日、因幡薬師のてづくり市で初のお目見えです。
また、シンプルでまちがたっぷりある可愛いポーチ、
折り財布、長財布なども販売します。
是非、お近くにお越しの際はお立ち寄り下さい。

ネットショップは19日金曜日を予定しています。
こちらの方もよろしくお願いします。

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出店予定

毎月第一土曜日梅小路手づくり市(梅小路公園)
毎月15日百万遍さんの手づくり市(知恩寺・東山今出川東入)
毎月第4日曜日上賀茂手づくり市(上賀茂神社)

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