悩み解消

  • 2010.11.16 Tuesday
  • 12:40
作品を作る工程で一番時間がかかるところは
「接着芯貼り」と「裁断」です。
作業工程時間の半分くらいかけていたりします。
作品の仕上がりにとって肝心要なところで手を抜くことは出来ないのですが、
あまりにも時間がかかりすぎるので短縮できないか、これが悩みでした。

苦節?年、その悩みが昨日解消されました!
その短縮方法とは、アイロン2台で接着芯を貼る
題して「アイロン二刀流」!
アイロン台を2台用意し、一方で貼っている間、
もう一方で用意してアイロンを押し当てる。
貼れたらそのまま冷めるまで放置して、もう一方の面倒を見る。
時には、両手にアイロンをもって押し当てていたり、で
机をL字にあっちこっち気ぜわしく動いている姿は
結構な面白いパフォーマンスです。
これで接着芯貼りにかかっていた時間が約半分に短縮されました。
それと、結構いい運動になるかも。
オススメします。

作品が出来上がるまで4(柄合わせ)

  • 2009.12.02 Wednesday
  • 20:42
プリント生地を使う際、特にチェックや柄が大きななものは
どこにどの柄が来るのか考えておかねばならない。
弟子入りしていた頃のお師匠さんが、
柄合わせについてはよく言っていた。
格子柄の場合、背縫い部分はどんな具合に重ね合わさるのか
よく目立つ剣先部分(衿と身頃と衽<おくみ>が交差する部分)には
どんな柄がくるかなど、
そんな細かい配慮がいい仕立てになると教わった。

向田邦子のドラマ「あ・うん」で社長婦人役の
岸田今日子が着ていた着物の柄行が記憶に残っている。
確か薄い桃色地に黒で意匠化されたつばめが描かれていた。
衿と身頃につばめがうまい具合に置かれ
ツバメが生地の中で飛び交っているようで
生き生きとしていた。

美しい柄や色、可愛いプリント、
個性あふれる生地を組み合わせることで
そこから物語が生まれてくるような、
もの作りができるよう
センスを磨いていきたい。

作品が出来上がるまで3(接着芯)

  • 2009.11.22 Sunday
  • 08:52
さて、地のしが終われば、
あらかじめ必要分にカットした接着芯を貼っていきます。
接着芯貼りも気の長い仕事で、
アイロンに体重をかけて1箇所に10秒ぐらい
押し当てるように貼っていきます。
この10秒が結構長く、
せっかちやさんには不向きなようです。

そのせっかちやの私は、
録りためていたビデオを観ながらすすめると
その10秒が気にならないので、
きれいにしっかり貼ることができます。
接着芯を貼るときも、生地の地の目に沿って貼らないと
仕上がりがうまくいきません。
その時は少々の歪みであっても
仕上がりが崩れて見えてしまいます。
ですので、ビデオを観ること、
いや、きちんと接着芯を貼ることは大事なのです。

ちなみに、どんなビデオを観ているかというと、
映画や海外ドラマが好きなのでそれらが主です。
特に海外ドラマは吹替えなので
TV画面をじっくり観なくても内容がわかるので都合がいい。
今は「アグリベティ3」や「刑事コロンボ」を観ています。
ですが、シーズンごとに強烈になっていくベティの衣装に
ついつい目がいってしまい、いつの間にか見入ってしまいます。
あれだけ派手な柄と色をうまく組み合わせられるものだと、
毎回感心し、柄合わせの参考にしています。
お次はこの柄合わせについてお話したいと思います。

作品が出来上がるまで2(地のし〈地直し〉)

  • 2009.11.19 Thursday
  • 21:18
かつて2年ほど、きものの仕立て屋の弟子入りしていました。
弟子入りは住み込みが基本ですが、
市内に住んでいたので特別な計らいで、通いで弟子入りが許されました。
ここでの生活は特殊で、また別に綴りたいと思います。

弟子入り先は、お仕事で着物を着る人たち(舞妓や芸妓など)
の着物を仕立てているところで
ペーペーの新入りでも、実際の商品を縫って教わっていました。
最初の半年くらいは前回も書いた「地のし」と「背縫い」ばかりします。
新入りがする「背縫い」とは、袷の裏地の背中の部分を縫うことで、
ツルツルの絹の布地をまっすぐに縫って、
絹の感触と運針の稽古を兼ねて行います。
慣れた頃に新人がよくやる失敗が
両側とも背縫いをしてしまうことです。
両方してしまうとどうなるかというと、
袋状になってしまうのです。わたしもしっかりやりました。

地のしをする職業用のアイロンは大変重く、とても高温になります。
その時の給与の何十倍、いやヘタしたら何百倍もする高価な反物を
焦がしはしないかとヒヤヒヤ、すばやく終えることだけを心がけていて
あれで地のしができていたのだろうか?
普段は裏地ばかりを縫っているので、
表地には地のしでしか接する機会がありません。
そこで、最高の織り、最高の染めに接することができました。

今ではこの地のしの大切さがよくよくわかっているし、
結構楽しくて好きな作業です。

作品が出来上がるまで1(接着芯の種類)

  • 2009.11.17 Tuesday
  • 21:22
ひっそりと始まったブログがいきなり賑やかになりました。
うれしい限りです。
アクセス数も飛躍的に伸び、
もっといいものを作っていかなきゃいかんと身が引き締まる思いです。
さて、あのおさいふたちがどうのように出来上がっていくか、
自己紹介がてら綴っていきたいと思います。

まず、接着芯にお世話になります。
特に小物を作るとき、しっかりと接着芯を貼っておかないと出来上がりがよくありません。
接着芯にはいろいろな種類があります。私は3種類の芯を使い分けています。
カチッときめたい所には厚手のしっかりした芯、
布の風合いを活かしたい部分には服地に使われるソフトな織り布の芯、
重なる部分が多いところには薄手の不織布の芯。
接着芯を貼る前に、布にアイロンで「地のし」をします。
生地の地の目にアイロンをかけて整えてあげるのです。
一度、地の目がめちゃくちゃなプリント生地に難儀した経験があります。
以降、デザインだけでなく地の目も確認して購入しています。

この「地のし」は、以前きものの仕立てを習っていたとき、
とってもいやな作業でした。
次回はこの仕立て屋の弟子入り経験も含めて 地のしについて説明したいと思います。

生地の選び方

  • 2009.10.27 Tuesday
  • 20:43
月に一度、生地を選びにいく。
選ぶ基準はその柄やデザイン、色合いに気持ちがなじむかどうか
ジーッとみつめて、その生地が持つ世界にはまることができるかどうか
が決め手となる。
なんともあいまいな抽象的な基準なのですが。
でもそれだけだと片寄ったものになるので
あえて「絶対選ばないデザイン」というのも
買い足しておく。
この買い足した生地が意外とその後使うことが多く、
新たな魅力を発見したり
そしてそれが評価されたりする。

続きを読む >>

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

出店予定

8月15日百万遍さんの手づくり市(知恩寺・東山今出川東入)
8月27日上賀茂手づくり市(上賀茂神社)
9月 2日梅小路手づくり市(梅小路公園)

お問い合わせ

info★kusamuranonaka.com
★を@に変更してください

ホームページ

クサムラノナカのホームページ
最新の作品リストはこちらinstagram

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM